退職代行サービスとは?今すぐ退職したい方におすすめのサービスの概要を紹介

最近、少しずつ耳にする機会が増えてきたのが退職代行サービス。

退職代行サービスとは、

  • 会社を辞めたくても辞められない…
  • 退職の意思を伝えにくい…
  • 上司が怖くて交渉しにくい…

といった方のために、本人に代わって会社へ退職の意思を伝えてくれるサービスです。

世の中的には退職や転職が当たり前になってきましたが、パワハラやセクハラなどで本人から退職を言い出しにくいケースはまだまだあります。

自分の口からは退職の意思を伝えにくくても、退職代行サービスを使うことで、安全かつストレスを少なくして退職できるのがメリットです。

この記事では、

  • 退職代行サービスの概要
  • 退職代行サービスを利用するメリット・デメリット
  • 退職代行サービスの料金相場
  • 退職代行業者と弁護士による違い

など、退職代行サービスに関する基礎知識をわかりやすく解説します。

「退職したいけど、退職代行サービスを使うことに抵抗がある…」といった方の参考になれば幸いです。

タップできる目次

退職代行サービスとは?概要や背景をわかりやすく解説

退職代行サービスとは、本人に代わって勤めている職場に退職する意思を伝えてくれるサービスです。

終身雇用がほぼ終わった現在、会社を退職したり、転職したりすることは普通ですが、仕事を辞めることを伝えるのは勇気がいることに変わりはありません。

特に、

  • 上司が威圧的で、言い出しにくい
  • パワハラ・セクハラを受けている
  • 忙しくて退職することを伝えにくい

など、退職の意思を伝えにくい状況はよくあります。

退職代行サービスを使うと、「退職したいけど言えなくて困っている…」という悩みを持っている方の代わりに、職場へ退職する意思を代わりに伝えてくれるのが最大の特徴です。

以前からあるサービスだが、最近有名になってきた

退職代行サービスは、2017年ごろから少しずつ有名になってきたサービスです。

2017年に退職代行EXIT(イグジット)という会社が「退職代行サービス」を立ち上げたのをきっかけに、2018年・2019年と爆発的な広がりを見せました。

しかし、退職代行サービスは、もともとは弁護士が行える業務の一環で未払いの給与の請求や、退職金の請求とあわせて行われるサービスでした。知名度はほぼありませんでした。

そんな中、退職代行EXITが「退職代行」として一部を切り出して、わかりやすく広めたことから「退職代行サービス」というサービスが世間に認知されたのです。

※少し怖いですが、EXIT株式会社の代表取締役の岡崎社長です。

退職代行サービスはこんな人におすすめ

  • 会社を辞めたくても辞めさせてくれない
  • 上司に退職の意思を伝えても、相手にしてくれない
  • 会社がブラックすぎて、退職するといったら脅されそう

退職代行サービスは、こんな「退職したいけど退職できない」「退職を言い出せない」といった方におすすめのサービスです。

本来、法律的には退職したい日の2週間前までに退職する意思を伝えれば、問題なく辞められることになっています。

民法第627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

しかし、実際に退職するにあたっては、退職届を書いたり、引継ぎをしたりしてから辞める必要があります。

一刻も早く辞めたいのに、そんな悠長なことをしている暇はないですよね。

そんな時は退職代行サービスを使うことで、大した手間をかけずにすぐに辞めることができるのです。

退職代行サービスを利用するメリット・デメリット

仕事を辞めたくても辞められない人にとって、退職代行サービスはとても良いサービスです。

しかし、退職代行サービスにはメリットばかりではなく、デメリットもあります。

ここでは、メリット・デメリットを合わせて紹介します。

メリット

  • 会社をほぼ確実に辞められる
  • 実質的な即日退職ができる
  • 退職を切り出す際のストレスが軽減される
  • 辞める時に会社の人と顔を合わせなくて済む

ひとことで言うと、「会社をほぼ確実にすぐ辞められる」のがメリットです。

“ほぼ確実に”とは、具体的な退職の手続きは自分で進める必要があるため、その手続きによってはうまく退職できないこともあり得るからです。

ただし、退職する際に必要な手続きは、退職届を郵送で会社に送るだけ。その手間さえ惜しまなければ、すぐに辞めることができます。

デメリット

  • 費用がかかってしまう
  • 会社を円満に辞めるのは難しい
  • 非弁行為になる可能性がある(※)

退職代行サービスを利用すると、どうしても数万円くらいの費用がかかってしまいます。

また、「自分以外が退職の意思を伝える」という性質上、会社を円満に辞められるとは言えないのがネックです。

ただし、どうしても辞めたい会社をすぐに辞められるなら費用を払う価値はありますし、ブラック企業を円満に辞めることはそもそも難しいです。

なので、「仕事をどうしても辞めたい」方にとっては、圧倒的にメリットの方が大きいです。

非弁行為とは?

非弁行為(ひべんこうい)とは、退職の際の交渉を弁護士でないものが代わりに行うことです。

退職代行業者は、未払いの給料の請求や有給取得の”交渉”ができないため、交渉をしてしまうと皮弁行為となります。

ただ、退職代行を利用する側に問題はないので、そこまで気にする必要はありません。最近では、弁護士の監修をつけて、適切に業務を行っている退職代行業者ばかりです。

退職代行サービスの基本的な流れ

  1. 退職代行サービスに申し込む
  2. 退職代行業者と事前のやり取りをする
  3. 料金を支払う
  4. 退職代行業者が退職の意思を会社に伝える
  5. 退職届の提出・物品の返却・私物の引き取り
  6. 退職完了

①退職代行サービスに申し込む

まずは退職代行サービスを取り扱っている業者に申し込みます。

基本的に申し込みは24時間受け付けていて、深夜に申し込んだ場合でも、早朝から対応してくれることが多いです。

②退職代行業者と事前のやり取りをする

退職代行サービスに申し込んだら、退職するにあたっての打ち合わせを退職代行の担当者と行います。

打ち合わせは電話・メールが基本ですが、LINEで対応してくれる業者もあるようです。

「記録に残す」という観点から言うと、メールでの対応が一番良いですね。

打ち合わせの内容
  • いつまでに退職したいのか
  • いつ退職の連絡をするのか
  • 私物の引き取りや物品の返却はあるのか

あくまでも退職代行業者は退職の意思を会社に伝えるところまでなので、もし私物の引き取りや、物品の返却がある場合は、その対応が必要になります。

また、会社が給料の未払いをしていたり、退職金を請求したりする場合は、弁護士が行っている退職代行サービスを利用するのが良いです。

③料金を支払う

退職代行の担当者と退職するにあたってのやり取りを終えたら、料金を支払います。

支払いの方法は、以下のいずれかとなります。

  • 銀行振込
  • クレジットカード払い

基本的には銀行振込ですね。現金払いはありません。

④退職代行業者が退職の意思を会社に伝える

あらかじめ決めておいた日時になったら、退職代行の担当者が職場へと電話し、本人の代わりに退職の意思を伝えます。

会社によっては、「本人が連絡してこないとは何事だ」「本人を出せ」と言われることもあるようですが、退職代行業者はプロです。

ときには電話が30分にも及ぶこともありますが、きちんと本人を退職させるよう説得します。

⑤退職届の提出・物品の返却・私物の引き取り

退職代行業者が退職の意思を伝えたら、あとは本人が手続きをする必要があります。

  • 退職届の提出:郵送でOK
  • 物品の返却:郵送でOK
  • 私物の引き取り:いらなければ、引き取らなくて良い

退職届や、職場に返却しないといけないものは郵送でOKです。

一方、私物の引き取りは自分で行う必要があります。

以前、私が働いていた会社で、働いている人が急に来なくなったことがありましたが、私物はいつまでもそのままでした。

なので、大事なものがあったら、最終出社日に回収しておきましょう。

⑥退職完了

退職届の提出などが終わったら、無事に退職完了です。

その後、次の仕事を探したくなった時のために、転職の支援を行ってくれる退職代行業者が多いです。

また、社宅に住んでいる場合は、引っ越し業者を割引で利用できるサポートをつけている業者もあります。

何にせよ、退職できたらあとは自由です。

しばらく休むのも良し、良い会社を探すのも良し、新たな一歩を踏み出しましょう。

退職代行サービスの料金相場

退職代行サービスの相場は、おおよそ30,000円から60,000円くらいが相場です。

一般の退職代行業者の場合は、30,000円くらいから、弁護士による退職代行サービスは50,000円くらいからが相場となります。

なお、弁護士は未払いの給料や退職金の請求ができますが、その場合の成功報酬は総額の20%が相場です。

普通の買い物に比べると、数万円という料金設定は高く感じますが、退職を伝えるための手間やストレスと比べると、決して高すぎることはありません。辛いのであれば、積極的に利用しましょう。

各退職代行サービスの料金一覧

30,000円から60,000円と、退職代行サービスの相場は幅広いです。

以下では、有名かつ信頼できる退職代行サービスの料金を比べてみました。参考にしてみてください。

※名称・区分(業者・弁護士)・料金を表にする

退職代行サービス業者と弁護士による退職代行の違いを比較

退職代行サービスには、一般の業者が提供しているものと、弁護士が行うものの2種類があります。

「何が違うのか?」をひとことで言うと、「会社と交渉ができるかどうか」です。

例えば、以下のものはすべて会社との交渉事となり、一般の退職代行業者では行えません。

  • 退職日の交渉
  • 有給消化の交渉
  • 未払い賃金(残業代)の請求
  • 退職金の請求
  • 引継ぎに関する交渉
  • 私物の引き取り
  • 貸与品の返却
  • 離職票の発行依頼
  • 内容証明の送付
  • 損害賠償請求をされた場合の交渉

ただ退職するだけなら、一般の退職代行業者の方が料金やかかる手間を減らせますが、もし会社との交渉を依頼するのであれば、弁護士による退職代行サービスを利用する必要があります。

以下では、一般の退職代行サービス業者と弁護士による退職代行サービスのメリット・デメリットをまとめています。

退職代行サービス業者に依頼するメリット・デメリット

退職代行サービス業者に依頼するメリットは、実績が豊富でサポートが手厚いことです。

一方で、弁護士ではないため、会社との交渉ができず、もし何かあった際は自分で弁護士を探して依頼しなくてはならないことです。

ただ、基本的には一般の退職代行で問題ありません。

メリット

  • 実績が豊富であり、退職代行の手続きに慣れていてスムーズ
  • 退職に関する相談が手厚い
  • 転職支援や退職のテンプレートがあるなど、特典が多い
  • 弁護士に比べて費用が安い

デメリット

  • 本人に代わって、会社と交渉ができない(退職の意思を伝えるところまで)
  • トラブルになった場合の対応ができない

弁護士に退職代行サービスを依頼するメリット・デメリット

弁護士に退職代行を依頼するメリットとしては、会社との交渉ができ、いざという時に頼りやすいことです。

一方で、一般の業者と比べて料金が高く、退職代行の対応に慣れていないことがあります。

メリット

  • 弁護士なので、本人の代わりに会社と交渉できる
  • 未払い給料や退職金の請求、有給商科の交渉などができる
  • もし、トラブルになった際も対応してもらえる(別途費用がかかる)

デメリット

  • 料金が一般の業者と比べて高い(1.5倍〜2倍ほど)
  • 退職代行がメインの仕事ではないため、対応に慣れていない可能性がある

退職代行サービスでよくある質問と回答

退職代行サービスでよくある質問と回答をまとめました。

本当に退職できる?

退職できます。

そもそも、法律では「退職の日の2週間前に退職の意思を示せば退職できる」と決まっており、会社の都合で辞めるのを引き留めることはできません。

ただ、本人から退職の意思を伝えるのも難しいという場合もあるので、そういう場合には退職代行サービスを使って退職の意思を伝えるのがおすすめです。

退職代行サービスを使うと、すぐに会社に行かなくてよくなる?

退職代行サービスを使うと、最短で依頼した当日から会社に行かなくてもよくなります。

実際の退職日は、会社に退職することを伝えた2週間後になりますが、実質の即日退職が可能です。

退職した月の給料はもらえる?

もらえます。

給料は労働への対価なので、月の途中で行かなくなっても、その日まで働いた分の給料はもらえます。

退職代行サービスを利用したのに、会社から連絡が来ることはある?

ないとは言い切れません。会社に「本人には連絡しないでくれ」と伝えても、会社が勝手に連絡することがあるからです。

ただ、会社から連絡が来ても出る義務はありませんので、もしどうしても話したくない場合は、着信拒否にしておくと良いです。

有給は消化できる?

有給休暇は労働者に与えられた権利です。

「退職の日まで残った有給を使う」旨を伝えれば、きちんと有給は使えます。

もし、有給が消化できない場合は、弁護士に相談しましょう。

会社から支払われていない給料や退職金があるけど、請求してくれる?

退職代行サービスは、あくまでも「退職の意思を伝える」ところまでのサービスです。

一般的な業者がやっているサービスの場合は、本人に代わって給料や退職金の請求ができません。

もし、未払いの給料や退職金の請求をしたい場合は、弁護士による退職代行サービスに申し込むのがおすすめです。

一番安い退職代行サービスはどこ?

2020年1月現在、一番安い退職代行サービスは、退職代行J-NEXTの20,000円(税込み)です。

退職代行J-NEXTの特徴
  • 業界最安値級の低価格
  • 人材会社と提携しており、転職活動が円滑に進められる
  • 元管理職が在籍しており、退職したい方の気持ちに寄り添ったサービス運営を行っている

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退職した後の転職までサポートしてくれる業者はある?

あります。

退職代行サービスの中には、人材紹介会社と連携して、退職後の転職まで強力にサポートしてくれるもあります。

退職代行を利用したからといって、転職に不利になることもありません。

社宅に住んでいても退職できる?

退職できます。

ただ、その場合は退去日の交渉などが入るので、できる限り弁護士が行っている退職代行サービスを利用し、代わりに交渉してもらうのが良いです。

親に知られずに退職できる?

退職代行サービスを利用しても、親に退職を知られることはありません。

会社から親に連絡が行くこともありませんので、親の目を気にせずに安心して退職できます。

退職代行サービスの概要まとめ

退職代行サービスの概要を解説しました。

要点をまとめると、以下のとおりです。

  • 退職代行サービスは、会社を辞めたくても辞められない・言い出せない人向けのサービス
  • 退職代行サービスを利用すると、本人に代わって退職の意思を会社に伝えてくれる
  • 料金の相場は、30,000円〜60,000円
  • 業者と弁護士の最大の違いは、会社と給料や退職金の交渉ができるかどうか
  • もし、会社をどうしても辞めたいならおすすめのサービス

退職代行サービスを使うとお金はかかりますが、退職するための手間や上司のストレスから解放されます。

退職届を出せば退職はできるものの、第三者を通すことで、会社との交渉が円滑になる可能性が高いです。

なので、もし、「会社を辞めたくても辞めさせてくれない」「退職の意思を伝えるのが怖い」という方は、ぜひ退職代行サービスを利用してみてください。

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2020年1月15日